2025/08/25 19:36
2025年の台風シーズンは平年並みの発生数が予想されており、特に8〜9月にかけてピークを迎える傾向があります。
実際、7月には台湾や沖縄を襲った台風ダナス、7月下旬には強い雨風をもたらした台風ウィパが東アジアに影響を与えました。
このような中での旅行は「予定通りの観光」より「いかに安全・快適に対応できるか」が重要です。本ガイドでは、最新の気象予測・対策トレンド・旅先の実状に基づいた、万全の準備と行動プランをまとめました。

1. まず知っておきたい台風状況(2025年予測・特徴)
2025年の台風シーズンは、平年値(1991–2020)並みまたはやや少なめと予測されています。(名称付き台風25個、15個の台風、7〜8個の強い台風)
ただし、日本南部(沖縄・奄美・九州南部)は2〜3回の直撃リスクが特に高く、東京・関西も強風・大雨の影響が増す傾向に注意が必要です。
直近では、台風ダナス(2025年7月)が琉球列島を通過し、台風ウィパは香港・南シナ海方面で甚大な被害をもたらしました。
これらの記録からも、不測の事態に備える意識が求められます。
2. 台風シーズンに役立つ持ち物リスト
必携アイテム
・撥水レインコート&軽量防水パンツ:折りたたみ傘より、体を覆う対策が必須(特に強風時)。
・速乾タオル:体や荷物を乾かす用途で多目的に使える。
・大型モバイルバッテリー(20,000mAh以上):停電や交通機関の閉鎖時にスマホが切れない対策。
・非常食, 水, 常備薬:ホテルに缶詰めになった時の備え
・除菌ウェットシート・マスク:外出時・移動時の衛生対策に。
あると便利なアイテム
・防水バッグ(ドライサック):濡れた服と乾いた服を分けて収納するのに最適
・折りたたみスリッパ:ホテルでの滞在を快適に。
・ポータブルWi-Fi or eSIM:通信障害や回線混雑の際も対応可。
・速乾インナー+防水ソックス:濡れても体温維持に役立ちます。
・小型LEDランタン・懐中電灯:停電に備えた光源。
3. 行動フロー:旅行前〜滞在中〜帰路まで
出発前(3〜5日前)
・気象庁、JTWCの台風予測を毎日チェック。一番信頼性が高いのは気象庁の1週間予報と米軍JTWCの監視情報。
・キャンセル可能な予約に変更するか、保険加入を検討。
・交通機関の運行状況アプリをインストール(航空・新幹線・高速バスなど)。
出発直前〜空港到着時
・欠航が予測される場合は即検索・変更。窓口は混雑するため、Web操作がスムーズ
・台風通過中は移動を極力避け、宿泊延長も視野に。
滞在中
・屋外観光を中止し、屋内施設(美術館・商業施設・カフェ等)のリストアップ。
・停電への備えとして、モバイルバッテリーは80%以上を維持。
帰路
・運休が解除されない場合は翌日以降の便や列車を狙う。
・宿泊が逼迫するため、早めの延泊予約が必須
4. まとめ:台風シーズン旅行を成功させる3か条
①天気予報と交通情報は“常時確認”。予防的な予約変更が鍵。
②持ち物は“非常時仕様”。雨・電源・食料を中心に備えを固める。
③滞在中の過ごし方は“受動的ではなく能動的に選ぶ”。日にち余裕を前提に。