2025/08/24 00:21
旅行中に「スマホの充電が切れそう」という不安は誰もが経験したことがあるでしょう。特に長時間の移動や海外旅行では、モバイルバッテリーは欠かせない存在です。
しかし、容量や出力規格の違い、飛行機への持ち込み制限など、意外と複雑なポイントも多く、適当に選んでしまうと「重すぎる」「機内で使えない」など失敗のもとになります。
旅行中に「スマホの充電が切れそう」という不安は誰もが経験したことがあるでしょう。特に長時間の移動や海外旅行では、モバイルバッテリーは欠かせない存在です。
しかし、容量や出力規格の違い、飛行機への持ち込み制限など、意外と複雑なポイントも多く、適当に選んでしまうと「重すぎる」「機内で使えない」など失敗のもとになります。

1. モバイルバッテリー選びで大切な3つのポイント
① 容量(mAh)と重さのバランス
・日帰り〜1泊旅行:10,000mAh程度(スマホ2回分)。軽さ重視。
・2〜4泊:20,000mAh(スマホ4〜5回+タブレット1回)。
・出張・長期滞在:24,000mAh前後(ノートPC+スマホ同時)。
商品例
・軽量&日常兼用:Anker Zolo Power Bank, 10000mAh, 30W
・スマホ+タブレット+PC対応:CIO SMARTCOBY TRIO 20,000mAh 65W
② 出力規格(USB-C PD / PPS / PD 3.1)
・PD(Power Delivery):高速充電の基本規格。20W〜100W対応が主流。
・PPS(Programmable Power Supply):Samsung Galaxyなどが対応。発熱を抑えながら最適充電。
・PD 3.1(EPR):最大240Wまで拡張。ノートPCやタブレット充電がより安定。2025年は対応モデルが増加中。
③ 安全性と認証マーク
・PSEマーク(日本の法規制準拠)を必ず確認。
・過充電防止と温度管理機能の有無も重要。
・偽造品は発火リスクがあるため、必ず正規販売店から購入すること。
2. 飛行機に持ち込む際の注意点
基本ルール(世界共通に近い基準)
・モバイルバッテリーは預け入れ不可。必ず機内持ち込み。
・100Wh以下:持ち込み制限なし。
・100〜160Wh:1〜2個まで機内持ち込み可(航空会社承認が必要な場合あり)。
・160Wh以上:持ち込み不可。
計算式:
Wh = V(電圧3.7V) × mAh ÷ 1000
(例:10,000mAh ≈ 37Wh、26,800mAh ≈ 99Wh)
⇒結論、26,800mAh未満のものを選ぶのが無難(Amazonなどで商品を調べると基本的に書いてあります)
3. 国ごとのルール比較

4. 皆さんの実体験から学ぶポイント
・中国路線:100Wh超のバッテリーを持ち込もうとしたら、ゲートで「1個のみ」と制限されました。CCCマークが付いた製品を選ぶことが必須。
・日本国内線:2025年7月からJALで「頭上棚収納不可」のルールが始まりました。客室乗務員から「必ず座席ポケットへ」とアナウンスあり。
・ヨーロッパ路線:イギリス・フランスでは共通して2個までOK。旅行者が多い路線では比較的柔軟な対応ですが、必ず個数をカウントされます。
5. まとめ:旅行に最適な1台を選ぶには
1. 旅行日数に合わせて容量を選ぶ(10,000mAh / 20,000mAh / 24,000mAh以上)
2. 最新の充電規格(PD 3.1やPPS対応)をチェック
3. 航空会社・国ごとのルールを事前確認(100Wh基準を必ず意識)
4. 日本では「頭上棚禁止」など独自ルールがあるので注意
旅行中は「バッテリー切れ」の不安を無くすことが、ストレスフリーな体験につながります。正しい製品選びと最新ルールの把握で、安心して世界中を飛び回りましょう。